Blog - Cinematic 2014. 04. 09 07:04

Jazztronikのnew album “Cinematic”が本日リリースされました!!
どの作品でも完成した瞬間は『他のどの作品よりも今回のが一番良い出来だ!』と思う事がほとんどなのですが、この”Cinematic”はその思いが過去一番強い作品となりました。

架空のサウンドトラックというが今作のテーマですが、もっと厳密に言うと僕が影響を受けた映画や映画音楽を自分のイメージで音楽にしてみた作品です。
実はこの”Cinematic”のキーワードである『映画音楽/サウンドトラック』はJazztronikを始めた当初から作品に取り込みたい要素でした。
なのでプロフィールには常にそういった事が書いてありました。
Jazztronikをスタートしてから15年以上経ちやっと今回そのテーマにチャレンジした事には幾つか理由があります。
その中で一番大きな理由は素晴らしい演奏家達に恵まれた事ではないかなと思っています。

レコーディングという作業には実は様々なタイプがあります。
僕の作品では最近はほとんどありませんが、初対面のミュージシャンに演奏をお願いして録音するという事も普通にあります。
スタジオで「初めまして。よろしくお願いします。」という感じの。
もちろんこれはこれで仕事としてのレコーディングは成立します、と言うかむしろこの形の方が音楽業界全体で見たら多いかもしれません。
ただ、やはり気の知れたミュージシャンと前もって打ち合わせをした上でのレコーディングとは仕上がり具合や内容は異なってきます。
不思議なものでそういう空気感は音になって出てきます。
ありがたい事に、一緒に何か作りましょうという意識の高いそしてなにより僕のワガママに付き合ってくれるスーパーミュージシャン達に僕はとても恵まれています。
それが今回の様な作品を完成させたと言っても過言ではないでしょう。
もちろん僕も頑張って曲作りしましたが(笑)

“Cinematic”は過去のJazztronikの作品とだいぶ違った作品です。
でもこれはJazztronikでやりたかった音楽の一つです。
いつもの様に目立った歌モノやBEATが際立ってるダンスミュージックのようなものもありません。
まずはこのblogの下の箇所に貼られているSoundcloudの”the digest of Cinematic”を聞いてみて下さい。
どの世代でもこの作品は気に入ってくれる方がいるのではないかなと期待しています。
間違いなく”Cinematic”は聞いてくれている皆さんの生活空間をより良く彩ってくれると思っています。

“Cinematic”をよろしくお願いします!

プリント