Blog - Relax 2019. 10. 20 11:10

毎週木曜日にRelaxというLive音楽イベントを開催してます。これはその名の通りリラックスがテーマになっています。演奏される音楽をリラックスしながら愉しむというイベントです。

このイベントのちょっと変わっているところは、演奏する側も”リラックスする”という事を追求している辺りでしょうか。

僕のレーベルMusilogueではアンビエントミュージックの要素を持った音楽を多数リリースしています。そういった音楽のLiveも過去に何度か開催してきました。アンビエントミュージックにはあまり不快なものは多くなく聞いているうちになんだかリラックス出来る音楽が多い印象が個人的にはあります。なのでその類のLiveならば参加してくれたお客さんも演奏者自身もみんな心地良い音楽に身を委ねきっとこれは最高のリラックス空間が出来上がるぞ、なんて思っていました。

しかし、意外や意外、いくら表面上の触り心地は良くてもやはり静かな音楽というのはある種の緊張感を生み出してしまうようです。確かに僕もどんなに好きにしてて良いよ、って言われても目の前で誰かが演奏していたらその演奏を見てしまうし、まして喋ったりなんて事は遠慮してしまいます。時々ホテルのラウンジでピアノの生演奏が入っていたりするとやはりあまり大声で喋ってしまうのは申し訳ないなと少し思ってしまいます。僕が音楽の世界の人間だからというのはあると思いますが。
そんなわけでイベントによってはお客さんも演奏者も、そしてそれを後ろから見ている僕も、全員緊張しながらリラックス音楽をリラックスする努力をしながら聴いているというカオスな状況が生まれる事もありました(笑)。

それならばと思い始めたのが”Relax”です。このイベント、実はお客さんと演奏者は違う場所にいます。現在この”Relax”を開催している場所は僕の所属事務所の事務所スペースです。そしてこの事務所の入口にミュージックバー “Suppage”が併設されています。この時点でよく話がわからないと思うのですが、とにかく、事務所の入り口がミュージックバーなのです。その奥に事務所スペースがあります。そんな構造をうまく活用して”Relax”は行われています。

“Relax”では来ていただいた皆さんにはbarスペースで自由に過ごしてもらいます。椅子はありますのでご安心を。ミュージックバーなのでもちろん立派なTANNOYのスピーカーがありそこから音楽が流れるのですが、その音楽は壁一つ隔てた奥の事務所スペースで生演奏されています。どの演奏者もだいたい1時間演奏して休憩を挟んでもう1時間くらい演奏しています。休憩の時にはバースペースに出て行きその日来てくれた人達と談笑していたりします。ちなみに”Relax”の時だけGENELECのスピーカーをスタジオから持ち込んで音像感を通常より豊かにしています。

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こちらは”Relax #3“の際の井上新の演奏です。

ちなみに前投稿の『初の試み』で紹介している11月3日のイベントはこの “Relax”の超拡大版になります。
“Relax”は次回は10月24日に行なっていますのでぜひ一度お越しください!
詳細はこちらをどうぞ。

https://musilogue-relax13.peatix.com/view