Blog - A Night In Venezia 2014. 06. 17 05:06

Album “Cinematic”の楽曲を紹介しています。
今回は”A Night In Venezia”です。

この曲はJazztronik史上、演奏もレコーディング方法も最も大変な曲だった気がします。
僕もこんなに五線紙と向き合うのは久しぶりだな、と言う位楽譜チェックを繰り返しました。
約7分半ほどあるこの曲ですが繰り返しは全く無しの演奏者泣かせの曲です。レコーディング現場が大変だった事は言うまでもありません(苦笑)。

しかし何故”タンゴ”?
Tangoというジャンルの音楽は様々な映画で使われています。やはり情熱的な音楽の代表とも言える音楽なので映画にはかかせないでしょう。昔からいつかタンゴを作ってみたいなと思っていたのですが今回それを実際行動に移させた一番のきっかけは昨年行ったヴェネツィアでした。

Venezia3

たまたま夜にサン・マルコ広場に行ったのですが、そこである楽団がとても雰囲気の良い音楽を演奏していました。そしてその中の1曲にタンゴがあったのです。その曲がとても素晴らしく、しかもその場所にとてもマッチしていて。その時のシーンが忘れられずこの曲を作りました。

venezia 1

ちなみに”A Night In Venezia”でヴァイオリンやチェロと共に主旋律を演奏しているのはアコーディオンではなくバンドネオンという楽器です。これはアルゼンチンタンゴには欠かせない楽器でアコーディオンよりいくらか鋭めと言うか何と言うか、音は似ているのですが奏法も違う楽器です。ピアソラですっかり有名になった楽器ですね。

bandneon

もちろんこの難曲もCinematic tourでは演奏しますので(アコーディオンversionで)楽しみにしていて下さい。

Cinematic tourのスケジュールはこうなっています。

■6/29 福岡スカラエスパシオ
http://bit.ly/1oqTsVH

■ 6/30 ビルボード大阪
http://bit.ly/1oqYotU

■7/1 名古屋ブルーノート
http://bit.ly/1oqYCkG

■ 7/2 ビルボード東京
http://bit.ly/1oqYLVb