Blog - Musilogueとは。 2017. 09. 26 09:09

このblogやfacebookでも頻繁に目にするようになった”Musilogue”という単語。
これは何の事なのか?と聞かれる事も少しずつ増えてきたので、出来るだけ簡潔に説明出来たら良いなと思ってますが、少し長いです。。

まず、どうやって読むのか?
これは「ムジログ」と読みます。
オシャレに「ミュジログ」って言ってくれてもいいですけど、僕はムジログって言ってます。

では、どんな意味なのか?
これは、ミュージシャンのカタログ、ミュージックのカタログ、という意味の造語です。
じゃあやっぱり「ミュジログ」じゃん、なんて事は言わないでください。

じゃあ、何をするの?
これはちょっと一言では中々伝えるのが難しいとこです。
そもそもは、こんな事をしてみよう、という所から始まりました。

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・ミュージシャンで曲を作れる人は意外と多い。そして日の目を見ずにPCの中で眠ってしまっている曲も多い。

・でもそういった曲をリリースする機会があるわけでもないのでどうしたら良いのかよくわからない。

・そんな思いをしているみんな、一度暇な時スタジオに集まってみよう。それでお互いの足りない部分を補ってその眠っている名曲達を協力して完成させていこう。

・出来上がったらとにかく音楽を探している人達(映画やテレビやCMやラジオやWeb関係やetc..)に使ってもらおう。

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こんな所からスタートしています。
これが基本案です。
際立って新しいアイデアというわけではありませんが、今でもこれがMusilogueのメインのコンセプトであることには変わりありません。
そして最近ここから少し発展しまして、Musilogue主催のLive開催やMusilogueプロデュースによるアルバム単位での作品の発表と言う所にまで広がっています。

これには理由があるのです。
上の基本案はどちらかというと個人的な活動な延長線上にあります。
ただ、いくらお互い協力はするとは言え、個人活動の延長(自分の曲の完成)だけではせっかく色々なミュージシャンが集まって音楽制作をやっているのに、何だか物足りなさを感じてしまったのです。
せっかく集うのだから、何か普段とは全く違う事が出来ないかなと思ったのです。

僕は生産者の顔が見えている物を買う傾向があります。
特に好物のスイカに関しては同じ大きさのものが果物屋で並んでいた場合、確実に『誰々さんが作りました』という生産者の写真シールが付いている方を買ってしまいます(笑)。
音楽も、どんな人が作っているのか、実際にこの曲を作った人達がどんな演奏するのか、というのが見える方が楽しいんじゃないかなと思ってます。
そうなると、基本案を充実させるためにはMusilogueに参加しているミュージシャン達の事も知ってもらった方が良いなと思ったのです。
そしてミュージシャンを知ってもらうのに一番良いのは実際に演奏をしているところを見てもらう事ではないかと思っています。
そこからMusilogue主催のLiveイベント”Musilogue Music Showcase”が始まりました。
もちろんLiveは1人でも出来ますが、このイベントでは普段あまり一緒にやった事のないミュージシャンとLiveをやってみるという所にもチャレンジしています。
その集まったメンバーによる音源もMusilogueプロデュースで制作しアルバム単位で発表しています。
6月からスタートして既に4枚完成しています。
かなりのハイペースですがどれも本当に心から名盤だと思っています。

なんでそんなにミュージシャンの事に一生懸命になるの?と思う方もいるかと思います。
ミュージシャンの事に一生懸命になっているわけではないんです。
結果としてミュージシャンの助けになると良いなとは思ってますけど。
僕はそこまで人間が出来てません(苦笑)。
僕自身が今の世の中に思っている事がありまして、それに対しての行動を音楽の世界で僕が出来るとしたら、それはこういう事だったのです。

今ってどんどん色々なIT技術を使ったサービスが出てくるじゃないですか?
それも似たようなものが少しだけ形を変えて毎日のように。
音楽のストリーミングサービスなんてのもそうですね。
どんどん出てきます。
このサービスは何万曲も聞けます!こっちはどこどこのサービスより何万曲も多いです!
こんなのばっかり。
もちろん色々なサービスが出てくるのはありがたいですよ。
便利だし、今までたどり着かなかった所にも辿り着けますし。
でも、そういうサービスって、そもそもコツコツとその売り物を作った人がいてこそのサービス。
でも、肝心の作り手のところではあまり新しい事が起きない。
起きない、というか起こしていない、というか起こす気がない、というか起こせない?、というか(苦笑)。
やはり作り手の立場でも新しい何かを始める必要があるんじゃないか!?と思ったのです。

今までの音楽ビジネスの常識がものすごいスピードで覆されてきているのに、意外とミュージシャンはのんびりしてます。
だから普通の社会人ではなくミュージシャンをやってられるというのもありますが(笑)。
多分、5年後にはかなり音楽の世界は変わっているのではないでしょうか。
今は色々なサービスやシステムがどんどん変わっていく変革期で面白い時期だと僕は思っています。
ならばやはり今までやっていなかったような事で自分が出来る事をやってみたいなと思ったのです。
さらにそれが日本の音楽カルチャーの底上げを担うようなプロジェクトになれば良いなと。
そんな場所がMusilogueです。

次回は、なぜ10月11月に普段あまりやらないようなLiveを色々な場所でやるのか書きたいと思います。

もちろんJazztronikの活動もしっかりやってますので!!!!!
来月はBigbandのレコーディングです!!