Blog - 【寝れない人への処方箋/A Prescription】vol.3:Wagner,Ravel 2013. 05. 14 10:05

Richard Wagnerの”Prelude to Act I of  Lohengrin”。

ワーグナーという人は西洋音楽史の中でもかなり重要なポジションにいる大作曲家です。

知れば知るほど人間的には問題があったり、後にヒトラーに敬愛されたが為に自身の曲がナチスに利用されたりと、そんな点からワーグナーを好まない人もいます。

僕はそういった点からではなく、純粋にこの大作曲家の作る音楽に学生時代ハマっていました。

今回紹介するのはLohengrinというオペラの第1幕の冒頭の音楽。

ちなみにワーグナーは自分で台本も書く人だったので物語自体彼の手によるものです。

ワーグナーは大編成の大迫力な曲が取り上げられる事が多いですが、こんなに素晴らしく綺麗な音楽も沢山残しています。

クラシック史に残る名曲の中でもトップクラスの曲ではないでしょうか。

余談ですが、このLohengrinの第三幕に演奏される『婚礼の合唱』という曲があるのですがこれは是非みなさんググって見て下さい。

 

Very slowly piece just heads off toward its peak around 7:00.Absolutely fantastic.

 

 

 

そして次は、RavelのLa tombeau de Couperin(クープランの墓) よりRubinsteinの演奏するForlane。

未だに僕に影響を与え続けてくれているRavel大先生の曲です。

この曲は『クープランの墓』というピアノ組曲の中の1曲。

最近また指の練習も兼ねてこの組曲を家で練習しています。

このForlaneの他にPrelude,Fugue,Rigaudon,Menuet,Toccataの6曲で成り立っています。

Forlaneはこの組曲の中でもかなり異色を放っており、Jazzすら感じます。

RavelやDebussyといったフランス印象派の作曲家に影響を受けたJazz Musicianは沢山いますが、こんなravelに影響を受けたのではないかと思ってしまう曲です。

 

Rubinstein plays Ravel’s La tombeau de Couperin(Forlane).I suppose some Jazz pianist might be influenced by such a touch of Ravel.