Blog - Hizuru 2018. 08. 02 01:08

昨年からMusilogue(ムジログ)というprojectをスタートさせました。
ちょうどスタートから1年経ちまして、既に8アルバムリリースをしています。
Musilogueが掲げる一番大きな目標は、音楽カルチャーを停滞させず音楽に関わるさまざな事(レーベル運営・著作権・音楽教育・Live etc)に対し今までとはもっと違った形でアプローチし、そして新たな音楽カルチャーへと発展させていく事です。

そのMusilogueで、僕がリーダーとなり進めているチームが和楽器とのコラボレーションを通し新たな音楽の創作を試みる”Hizuru”です!Hizuruについてはblogでも何度か書いた事があるので聞いてくれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
こちらで視聴ができますのでぜひお聞きください。

 

 

 

ありがたい事にどこでどう噂が広まったのか、海外ではHizuruのアナログ盤が売り切れになるお店が出始めています。僕のところにも「あと何枚なら卸せる?」という連絡が向こうのお店から直接来たりします。今しがたフランスのディストリビューションから「Hizuruのプレスをヨーロッパでやっても良いか?」という連絡が来たり。
嬉しい限りです。
参加ミュージシャンもとても喜ぶ事でしょう。
ちなみに、Hizuruのアナログ盤はまだMusilogue web shopでは購入できます!
とは言ってもあと数枚ですのでお早めに!
https://musilogue.theshop.jp/items/11736189

もともと僕は和楽器や純邦楽というジャンルにとても興味がありました。
先日も神戸でこんなアナログを見つけてついつい購入してしまいました。

なので僕の過去の曲を見ていただくとわかる通り、和風な雰囲気を持っている曲が結構たくさんあります。きっと人気のあるところでいくと”butterfly dance” “守破離” “SAMURAI” 等が思い浮かぶかもしれません。
実は過去には日本を代表する太鼓チームの”鼓動”さんにもJazztronikには参加してもらった事があります。『en:Code』というアルバムです。残念ながら『en:Code』はまだストリーミング配信がなされていないので視聴できないのですが。

とにかく日本の音階や楽器を自分の曲に導入していくというのは昔から僕にとってはとても重要な事でした。僕が高校から7年間お世話になった作曲の先生が和洋折衷の現代音楽をたくさん作曲されていたのでそんな影響も少なからずあるかもしれません。

2016年にリリースされたアルバム『Keystone』では初の箏の導入を試みました。
収録曲”Peach boy”では日本の民謡の音階をシンセサイザーで弾き、そして箏の演奏にKRUMPというダンスのビートをあて、さらに『桃太郎』の物語を読む、という試みをしてみました。僕はかなり気に入っている曲なのですが、間違いなく先に挙げた曲達の方が人気でしょう(苦笑)。

 

 

そして箏と大編成の弦楽器とを合わせたのが、同じく『Keystone』に収録されている”The City Beyond-幻(maboroshi)”です。
これは雅楽で聞ける西洋の12音階では表現できない微分音的なアプローチを、イギリスのストリングスチームにチャレンジしてもらいました。
西洋の人達に和サウンドにチャレンジしてもらいました。
スタジオではまず最初にそのパートを演奏した時に20名以上の演奏者全員が笑い出したのを覚えています。
「これはあってるのか?大丈夫なのか??」
という感じで。
逆に箏を演奏してくれた明日佳ちゃんにはドビュッシーやラヴェルの様な和音進行の上で自由に演奏してもらったりアルペジオを弾いてもらったり。
最終的にはどれもかなり良い感じに落ち着きました。

 

そんなこんなで和の音楽に関してはJazztronikでも色々と実験して来ていたのですが、Jazztronikではない名前で新しくチームをスタートさせたいと思い結成したのがHizuruです。これ以上Jazztronikでやっていいる音楽を複雑化させないためにも(苦笑)。
1stアルバムの『飛鶴/Hizuru』はフランスやアメリカを中心に海外でも人気が出て来ています。このアルバムではJazzやAmbient Music、そしてpost classicalと言ったサウンドと純邦楽の流れを汲んだ和楽器を使った音楽を融合させたらどの様な音楽が生まれるかというところに挑戦しています。
アルバムに参加してくれたのは明日佳(箏)、田辺しおり(尺八)、木村俊介(三味線)、栗原健(Sax)、西嶋徹(Bass)、井上新(Electric guitar)、Yurai(Cho)、波多江健(Drums)そして僕(Piano/Synthesizer)です。発売前からPeter Barakanさんの番組で紹介していただいたり、DJの沖野修也さんにはこんな素敵なライナーを書いていただいたりしています。
https://musilogue.amebaownd.com/posts/3514072

そして!
9月にこのHizuruのLiveが3箇所で行われます!!!!!

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まず12日はBlue Note名古屋。
この日はHizuruのみならず、Jazztronikの人気楽曲を和楽器を入れたこの日のみのスペシャルHizuruアレンジでお届けいたします!ピアノと箏・尺八が響き合った結果生まれるサウンドはとても神秘的で素晴らしいです。

◼️Blue Note名古屋
日時:2018年9月12日(水)
open 5:30pm start 6:30pm

Members :野崎良太(p) 吉崎明日佳(箏) 田辺しおり(尺八) 栗原健(sax)西嶋徹(b) 井上新(g) 波多江健(ds)

チケットはこちらからよろしくお願いします。
https://www.nagoya-bluenote.com/ticket/rsvpub/seatsel.aspx?eventdatefrom=18/09/12&eventdateto=18/09/12

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9月13日(木)は、なんと!京都のあの貴船神社でLiveを行います!
貴船神社は少し奥まった場所にありますのでこの日は京都駅からバス(往復)を出します!

◼️Hizuru スペシャルコンサート at 貴船神社 / Hizuru special concert at Kifune Shrine
日時:2018年9月13日(木) / Live Start 19:30
場所:貴船神社
値段:
・前売りチケット / 4,000円
・京都駅往復バス付き 前売りチケット / 5,000円

《京都駅⇄貴船神社 往復バス付きチケットのご案内》
当日、京都駅から貴船神社までの往復バスをご用意しております。
バスでのご来場をご希望の方は”バス付き”のチケットをご購入くださいませ。

□時間 [往路/18:15発・復路/コンサート終了後]
□集合場所 [京都駅八条口アバンティ前]

チケットはこちらからよろしくお願いします。
https://hizuru-kifune.peatix.com/view

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そして9月19日(水)は渋谷のJZ Bratで行います!
この日はMusilogueのイベント”Musilogue Music Showcase vol.8″になります。
Hizuruだけでなく、同じくMusilogueからリリースしとても好評を得ているチーム”秘色の雨”(田ノ岡三郎・紅雪・高橋弥歩)も出演します。
どちらも和のテイストを持つ2組によるスペシャルイベントとなります。

◼️Musilogue Music Showcase vol.8
日時:2018年9月19日(水)
Open 18:00 Start 19:30
(22:00終演予定)
Live System 入替なし 予約¥4,000 当日¥5,000
※未就学児童の入場はご遠慮頂いております。

※チャージに飲食代は含まれておりません。
※お一人様一品以上のご注文をお願い致します。

チケットはこちらからよろしくお願いします。
http://www.jzbrat.com/liveinfo/2018/09/index.html#20180919

みなさんぜひこの機会にHizuruの音楽を聞きに来てください!!!!!