Blog - GOODPEOPLE デビュー!! 2017. 07. 19 01:07

このHPはJazztronikのHPなので別バンドの事をここに書くべきかどうしようか悩んだのですが、結局ここに書きます(笑)

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は新たにアコースティックバンドを結成しましてデビューいたしました!
その名も”GOODPEOPLE”。現在は僕の名前を頭に付けさせていただいて、内山田洋とクール・ファイブならぬ、和田弘とマヒナスターズならぬ、”野崎良太 with GOODPEOPLE”となっています。
晴れて6月にその名も”GOODPEOPLE”という名のミニアルバム以上フルアルバム未満の8曲入りアルバムをリリースしました。

GOODPEOPLEの意味はですね、もちろんみんな全員いい人なんですよ。
でもそれだけではなく、良い音楽的センスや素晴らしい演奏力・表現力を持っているといった意味合いもあります。
あとは、グッピーって略せるな、とか(笑)。

このGOODPEOPLEのバンド編成ですがヴァイオリン(伊藤彩)、チェロ(古川淑恵)、アコーディオン(田ノ岡三郎)、ベース(木村将之)そして僕がピアノとなっています。完全アコースティックでの演奏ですので、当然Jazztronikで聞かれるあの賑やかな機械的ビートは一切ありません。ちなみにCDでは1曲だけ藤谷さんがベースを弾いています。

僕の細かいLiveに足を運んでくれていた方達にはこのアコースティック編成での活動はそんなに突然ではなかったかもしれませんが、そうではない、例えばDJの時の僕しか知らない方達にとっては「この人何を突然始めたの!?」的な印象もあるかもしれませんね。ピアノ弾くんですか?とか聞かれる事もあるので(笑)
実はもうだいぶ前からこういったアコースティック編成的な活動をしてきていました。
僕の記憶が正しければ、確かだいぶ昔に友人の六本木のお店の庭でヴァイオリン、チェロ、ベース、キーボードという編成でやったのがこういった活動のスタートではなかったかなと思います。もちろんピアノソロでどこかでといった事はその前からもありましたが。
その六本木の時はJazztronikの曲も演奏したのですが、エンニオ・モリコーネ等の映画音楽作曲家の曲も何曲かアレンジして演奏したと思います。そして名前を”A band in a yard(裏庭バンド)”と勝手に自分では付けたような気がします。

その後も様々なイベントで、その都度様々なアコースティック編成でLive活動をしてきました。
ヴァイオリンの伊藤彩ちゃんと2人というのもあったり、ベースの藤谷さん・SAXの栗原くん・僕というのもあったし。
そうこうしているうちに、一度その路線を作品として残そうと思い作ったのがJazztronikの”Cinematic”というアルバムでした。
ここで初めてアコーディオンの田ノ岡さんが登場します。
アコーディオンという楽器についてのあれこれはLiveで話そうと思うのでここではカットという事で。

このあたりからだんだんとJazztronikという名前ではない活動について考え始めていました。
そしてJazztronikではない新たなバンドで1度やってみようと思った大きなきっかけは去年の春の京都・金沢Liveです。この編成でのサウンドをきっちりとお客さんに聞いてもらう初めてのLiveではなかったでしょうか。その時にこういうアコースティック楽器でのアンサンブルを極めてみたいと思ったのです。お客さんの反応というのも後押ししてくれたのは言うまでもないです。
このツアー後、今回GOODPEOPLEをリリースしてくれたレーベルHATSの看板アーティスト葉加瀬太郎さんに相談に行きました。
『こういうサウンドの作品を是非太郎さんのレーベルからリリースさせてください!』とお願いしたところ快諾していただきまして今回のリリースにいたっています。

僕はそもそもこのGOODPEOPLEで聞けるようなJazzでもクラシックでもなく、なんというジャンルなんでしょう?というもので、かつインスト(歌がない)のものが好きです。Turtle island quartetやPenguin Cafe Orchestra、新しいところではCinematic Orchestraだったりヨーロッパの若い音楽家達が集まってやっている実験的な室内楽、そしてPost Classicalと呼ばれているような音楽。そういった音楽を聞くたびに、日本発でこういった音楽が出来ないものかとなんともモヤモヤした気持ちになります。

そう言えば実際GOODPEOPLEのジャンル分けに困っています(苦笑)。iTunesではJazz、店頭ではJ-Club、、でも確かにドンピシャなものはなく。ヒーリング、イージーリスニング、ラウンジ、なんてジャンルもあるけれど、ちょっと違いますね。数年前、GOODPEOPLEの土台となるものを作り上げた当初EDMを文字ってADM(Acoustic Dance Music)なんて事は言ってましたが。なんにせよ今後新たなインストゥルメンタルミュージックの潮流の1つとなるようなものを作りたいなと思っていました。

さて、これを書いている今はちょうどハイレゾでの試聴会を終えた後です。アコーディオンの田ノ岡さんが快調に喋っておられました(笑)。
今日あらためて聴いてみて、やはりとても良いアルバムだなと思いました。
なのでもっと沢山の人達にこのアルバムを聴いてもらえたらと思っています。
特にJazztronikを聞いてくれてきた人達には是非聞いてもらいたいです。また僕の違う側面を楽しんでもらえると思います。
アコースティック楽器をやっていて何か今までとは違う新しい音楽を探している人にも是非聴いてもらいたいです。
DJやってますなんて方にも是非聞いてもらいたいです。たまにはこういう音楽も聴いてます、っていうDJが増えて欲しい。
とにかく、是非!

 
そしてやはりなんと言っても我々の生演奏を是非聴いてもらいたいなと思っています。
九州から始まったツアーもこの東京公演でファイナル!
かなり息も合ってきた演奏を披露できるかと思います。
今週23日に代々木上原の”けやきホール”でLiveをします!
ホールの下見にも行きましたが、かなり音響が良さそうなのでとても楽しみです。
チケットもだいぶ少なくなってきていますので是非お早めによろしくお願いします!!

【日    時】2017年7月23日(日) 開場 17:00/開演17:30
【場    所】古賀政男音楽博物館 けやきホール
【チケット料金】全席指定 ¥4,500 *未就学児入場不可

チケットぴあ http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1721151
イープラスhttp://eplus.jp/sys/T1U14P0010175P0108P002223807P006001P0030005?_ga=2.94579103.2005819405.1495455435-460474129.1468320394