Blog - Keystone 2016. 06. 14 08:06

6月8日にJazztronikのNew Album “Keystone”がリリースされました。5年ぶりのオリジナルフルアルバムという事になっていますが、はて?僕は5年間何もしていなかったのか?と言うとそういうわけではありません。むしろ結構色々やっていました。10曲以上収録されているアルバムとしては5年ぶり、という事です。

CD表1-4基本台紙2012

5年前にリリースしたのは『DigDigDig』というアルバムでした。
あのアルバムは僕の中でのダンスミュージックというものを振り返るアルバムでした。
僕の友達は『Keystone』は結構この『DigDigDig』の路線で来ると思っていた人が多かったようで、だいぶ驚いた人が多かった様です。
ただ、音楽好きの友達からはいつにも増して好意的な感想が聞けて嬉しいです。
わざわざ電話をかけて来てくれた友人もいました。

アルバムというのはアーティストさんそれぞれで作り方は違うと思います。最初からきっちりコンセプトを決めて作り込む人もいるでしょうし、なんとなく作って行くと言う人もいると思います。僕はどちらかというと後者です。アルバムタイトルは締め切りギリギリまで決まらない事も多いです。そんな僕の作品の中で、今回の『Keystone』はコンセプトを前もって自分なりにかなり決めて作ったタイプのアルバムではないかなと思っています。

このコンセプトを一言で言うのは中々難しいのです。
あ、まず、この『Keystone』と言う言葉ですがこれは『要石(かなめいし)』という意味です。海外の建物に時々見られるアーチの頂点にはめ込まれている石の事です。
詳しくはこちらを。
https://ja.wikipedia.org/wiki/キーストーン
そして他の意味としては、”欠かせない重要なもの”、そしてまさに、”要”、といった意味合いも持っています。

現在、そしてこれからのJazztronik Soundの要となっていく様な音楽、更にこのJazztronik Soundを一緒に作り上げてくれる僕にとって欠かせない要となるミュージシャン達、そういった所に焦点をあてるというのがこのアルバムのコンセプトでした。

しかし、ジャケがすごい。
岩が出て来るとは。
「志村〜うしろー!」って感じだねと、のたまわれた方もいらっしゃいました。

今回はレコード会社が変わりWaner Music Japanからのリリースになっています。
この時代にいわゆるJ-POPとは異なるこういったアルバムを作らせて頂いて非常に感謝しています。
こういう音楽も必要なはず、と僕は思っています。
というか僕の中では十分POPなんです!
『Keystone』は間違いなくJazztronik史の中でもポイントとなるアルバムになる事でしょう。
数年後に迎えるJazztronik20周年への布石にもなっているアルバムです。
あ、偶然にもここにも石というキーワードが。。
なので是非沢山の方に聞いて頂けたらと思っています。
皆さんの感想も聞かせて下さい(twitterやFacebook等で)!
よろしくお願いします!

明日からは1曲ずつ曲を紹介して行きたいなと思っていますのでお楽しみに。